卓球女子シングルスに、ルクセンブルク代表のシャリャン・ニ(倪夏蓮)選手が出場し、話題の的になりました。
それもそのはず、シャリャン・ニ選手はなんと年齢が61歳ということで「卓球おばあちゃん」として会場をわかせました。
今回が6回目の出場というシャリャン・ニ選手ですが、どのような人物なのか、経歴もあわせてご紹介します。
パリ五輪ではコーチであり夫である人物とのキスも話題になりましたが、実はバツ1だったようです。
- 【卓球】シャリャン・ニはどんな人?
- 【卓球】シャリャン・ニの経歴
などを順番に見ていきましょう!
【パリ五輪】卓球女子のシャリャン・ニはどんな人?
- 名前:シャリャン・ニ(倪夏蓮)
- 生年月日/年齢:1963年7月4日/61歳)(2024年8月時点)
- 身長:157cm
- 出身地:中華人民共和国
- 利き腕:左手
シャリャン・ニ選手は中国・上海出身で、国籍はルクセンブルクです。
卓球界でのレジェンド選手と言われています。
上海で生まれたシャリャン・ニ選手がどのようにして、代表として出場するようになったのか見ていきましょう。
シャリャン・ニの生い立ち
10代の頃は中国で過ごし、14歳で上海代表チームに入り16歳には中国の国家チームに入り、1983年20歳のときには、世界選手権の混合ダブルスで見事金メダルを獲得しました。
22歳となり、1986年2月には国家チームを離れて大学に入学しました。
勉強と卓球のために上海交通大学に入学し、大学で勉強をしながら上海チームのコーチをしていた
この頃の中国は徐々に海外に行く人も多く、シャリャン・ニ選手は1989年26歳の頃、中国を離れてドイツへ渡りました。
日本にいこうかとも悩んだんだって!
シャリャン・ニはバツ1だった
シャリャン・ニ選手はドイツにきたときには、すでに結婚をしていていました。
シャリャン・ニ選手は、1990年にドイツに渡り1994年の時点で妊娠していたようです。
前の夫との間に息子をもうけたとのことなので、最初の夫とは5年~10年程度の結婚生活だったのかもしれませんね。
2024年時点で、現在の夫とは結婚して23年ほどになるそうです。
現在の夫については後で紹介するね!
ドイツからルクセンブルクへの移住
ドイツに渡ったシャリャン・ニ選手は、2部リーグのチームに加入しましたがルクセンブルクの協会からオファーを受け、1990年6月にルクセンブルクに移り住みます。
ルクセンブルクのナショナルチームとクラブチームで活動する
ルクセンブルクは卓球後進国なのですが、中国は卓球先進国で代表になるのも簡単ではないのが想像できます。
そういった事情も有りルクセンブルクで卓球を続けたのかもしれませんね。
夫・トミー・ダニエルソンとの出会い
現在の夫トミー・ダニエルソンさんに出会ったのは1994年です。
出会ったときにはシャリャン・ニ選手は前述した通り前の夫と結婚していました。
トミー・ダニエルソンさんとの間には女の子をもうけているようで、2024年現在21.2歳になるのでトミー・ダニエルソンさんとは、2001年頃に結婚したようですね。
トミー・ダニエルソンさんとは夫婦で不動産の仕事をしているとのことです!
ではルクセンブルクに移り住んでからの経歴を見てみましょう!
【パリ五輪】卓球シャリャン・ニの経歴
オリンピック以外の主な戦績は以下の通りです。
- 1998年ヨーロッパ卓球選手権 女子シングルス 優勝
- 2002年ヨーロッパ卓球選手権 女子シングルス 優勝
- 2019年ヨーロッパ卓球選手権 女子シングルス 3位
- 2021年世界選手権 女子ダブルス 3位
- 2023年WTTTスターコンテンダーリュブリャナ2023 女子ダブルス 準優勝
2021年の世界選手権では息子と同い年のパートナーであるサラーさんと、試合に望みルクセンブルク初のメダルを獲得しました。
シャリャン・ニ選手はこのとき世界選手権史上、最年長の58歳のメダリストでした。
オリンピック出場の経歴は以下のとおりです。
- 2000年シドニー五輪
- 2008年北京五輪
- 2012年ロンドン五輪
- 2016年リオデジャネイロ五輪(閉会式で騎手を務める)
- 2021年東京五輪(オリンピックの卓球選手として最年長記録)
- 2024年パリ五輪
1994年にルクセンブル代表としてオリンピックに出るように打診されたそうですが、その頃はコーチもしていてオリンピックに出なくていいと考えていたそうです。
しかし1998年には、選手として世界ランキング4位になっていたので、2000年のシドニー五輪にオリンピック初出場しました。
2024年パリ五輪で6回目となるオリンピック出場は大きな話題となりました。
パリ五輪での活躍
女子ジングルス2回戦で中国の孫穎莎選手(23)との試合に登場したシャリャン・ニ選手(61)。38歳差の2人の試合は注目されました。
シャリャン・ニ選手は負けてしまいましたが、試合後は笑顔でコーチである夫のトミー・ダニエルソンさんとキスをしてコートから引き上げていきました。
試合中のクルッと回転する動きも61歳とは思えない動きで、魅了しました。
まとめ|【パリ五輪】卓球のシャリャン・ニは五輪6回目のすごい選手だった!
- 【卓球】シャリャン・ニは中国・上海出身でルクセンブルクの国籍を持つ現役卓球選手
- 【卓球】シャリャン・ニは16歳で中国の国家チームに入った実力者だった!
- 【卓球】シャリャン・ニはルクセンブルク代表として6回の代表として出場している
以上、パリ五輪の卓球シャリャン・ニ選手がどのような人物なのかと経歴についてご紹介しました。
61歳での五輪出場に大きな夢と希望を与えてくれましたね。
次回の2028年ロサンゼルス五輪出場にも意欲的なので、期待しましょう。