パリ五輪の柔道では誤審が多いのでは?と話題になりましたね。
今回は「誤審ピック」とも揶揄される、パリ五輪の不可解判定など誤審疑惑についてまとめています。
また、審判員のレベルが低いとも言われていますが、実際にはどうなのかなどもお伝えします。
- 【パリ五輪】柔道の誤審疑惑まとめ
- 【パリ五輪】柔道の審判員のレベルは低いのか?
などをご紹介します。
【パリ五輪】柔道の誤審疑惑まとめ
柔道はスポーツ「JUDO」として普及していて、ルールの変更を重ねながら変化し続けています。
そのため、オリンピックや世界選手権などの大きな大会しか見ていないと、あれ?前とルールが違うな!と感じることもあるようです。
しかし今回のパリ五輪では、誤審と思われる判定が通常より多く感じた方も多かったのではないでしょうか。
では今回のパリ五輪での誤審疑惑を見ていきましょう。
【男子60kg級】永山竜樹VSガルリゴス
絞め技を食らった永山竜樹選手は、主審の「待て」がかかったため脱力したにも関わらず、相手が数秒ほど絞め技を継続したことによって、その後、畳に倒れ込んでしまった。
これを失神していたと判断され、敗戦しました。
ガルリゴス(スペイン)は「待て」の声が聞こえなかったと主張し、全日本柔道連盟が抗議をしましたが判定は覆りませんでした。
柔道初日ということもあり大きな話題となりましたが、永山竜樹は、後にガルリゴス(スペイン)から謝罪を受けたことをXで報告しました。
【女子48kg級】角田夏実選手VSバブルファス
角田夏実選手は48kg級で金メダルを獲得しましたが、勝ち上がる中で審判の誤審疑惑が有りました。
これは相手選手バブルファス選手(スウェーデン)が受けた指導に対するものです。
延長戦に突入しバブルファス選手が技をかけたにも関わらず、積極的に組み合わないという指導で3つ目の反則となり角田夏実選手は勝利しました。
なぜ指導が入ったの分からない…と解説でも不可解判定を疑問視していました。
【女子52kg級】阿部詩VSシャン・ド・マルス・アリーナ
阿部詩選手は、技ありと指導2つを奪っていたところからの敗戦だったので、ショックのあまり泣き崩れる姿がなんとも言えないくらい可愛そうでしたね。
阿部詩選手の場合は、審判の反則見落としについてです。
本来なら阿部詩選手が買っていたのでは…と言われています。
以下バルセロナ五輪95キロ超級銀メダリストの小川直也さんによると…
指導2をもらっていた時に、相手に偽装の技があって、技がすっぽ抜けた場面があったでしょ。本来ならあそこで、相手の反則負けだった。今のルールなら、あれは明らかな反則。
「あれは誰が見ても、10人が10人見ても反則」と言い切る。
引用:東スポWEB
このように審判の見落としが指摘されており、本来なら阿部詩選手は相手選手の3つ目の反則で勝っていたんだとか。
【男子73kg級】橋本壮市VSガバ
橋本壮市選手はガバ選手と延長戦になり、橋本壮市選手がガバ選手と組んでいた右手を切ったとし、3つ目の反則で敗戦しました。
これには、ネットでも反則負けに不満の声が上がっていました。
橋本壮市選手のほうが攻めており、相手のガバ選手は消極的指導をもらってもおかしくないくらい逃げていた印象でしたが、消極的指導は入ることはありませんでした。
相手選手は地元フランスの選手ということもあり、審判は観客の声で判定を出したのでは…などとも言われモヤッとする判定負けとなりました。
【女子78kg級】高山莉加VSアナマリア・ワグナー
高山莉加選手はアナマリア・ワグナー(ドイツ)との対戦で、ビデオ判定の結果によって「首抜き」の指導が入り3つ目の指導となったため敗戦しました。
首がぬけたということですが、結果として抜けてしまっただけのように見えるのでこれは微妙な判定でした。
その後五輪公式サイトで最後の指導の理由が「Undetermined」と記載され「不明」と和訳されていました。
反則理由が「不明」ってどういうこと?とネットでは納得できないと言われていました。
【男子90kg級】村尾三四郎VSラシャ・ベカウリ
男子90kg級の村尾三四郎選手の決勝戦での出来事です。
村尾三四郎選手が内股が決まったかのように見えましたが、審判は反応することなく「待て」をかけました。
ネットでは村尾三四郎選手の内股は技ありなのでは?とざわついており、誤審ではないかと言われました。
村尾三四郎選手の内股が技ありにも見えた場面に対し、鈴木桂治監督は…
「僕も映像を見ました。あれは今回のオリンピックに関しては(審判がポイントを)取っていないなっていう印象。この大会を通して、この5日目までの流れを見たら、そういう試合がいくつかある。取らないと言われれば取らないんだなっていう感じですね。納得しています」
引用:日刊スポーツ
大会ごとに判定の傾向が変わるそうなので今回はやむなしとのことでした。
大会ごとに変わる傾向があるということにも、今のJUDOに疑問を感じますね。
日本以外の国でも誤審に対して不満を見せています。
【男子90kg級】マキシムゲール・ヌガヤプハンボVSラファエル・マセド
マキシムゲール・ヌガヤプハンボ選手はフランス代表で、ブラジル代表のラファエル・マセド選手からするとアウェーでの戦いでした。
結果はブラジル代表のラファエル・マセド選手が、3つ目の指導で敗退しました。
ラファエル・マセド選手はなぜ指導が入ったのか理由が分からず、ネットでもラファエル・マセド選手が有利だったのに…という声が多くありました。
ブラジルでは誤審であると報じられ、フランス寄りな不可解判定だと非難の声で溢れています。
「フランスにメダルを盗まれた!」「審判はフランス人を救うために3つ目のバツを与えた」などと非難の声が殺到。
引用:東スポWEB
柔道の誤審や不可解判定は、あってはならないことですが、世界選手権などでもあるようで、特に今回が多すぎるというわけではないんだとか。
審判員のレベルが低いとの声もありますが、国際柔道連盟の審判員から選ばれた審判員なのにレベルに違いはあるの?と感じますよね。
【パリ五輪】柔道の審判員のレベルは低いのか?
オリンピックでは国際柔道連盟の審判員が選ばれています。
しかし実際には審判員のレベルの差というのがあるようです。
国際大会の審判レベルは低い、または日本国内の試合と判断基準が違うから、日本代表でも「技は明確に」「最後まで止めない」などが徹底される。審判の「ミス」を織り込み済みで試合に臨なければならないことも、世界の審判のレベルが低いことを表している。
引用:THE ANSWER
もちろんすべての審判員がレベルが低いというわけではなく、審判によって判定が違うといったように、統一がなされていないように感じます。
また大会によって判定基準が変わることも今後検討していかないといけないことのように思います。
パリオリンピックでの審判員は、以下のJFL審判ランキングで細かく点数が付けられランク付けされた中から選ばれているそうです。
パリオリンピックで唯一の日本人審判員は、ランク13位の天野安喜子さんです。
「待て」の声が響き確かな判断力と言われていますね。
審判によってレベルが異なるのはあってはならないので、早急にレベルの底上げとレベルの差異が無いように対策をしてほしいですね。
まとめ|【パリ五輪】柔道での誤審疑惑まとめ!審判のレベルが低いの?
- 【パリ五輪】柔道の誤審疑惑7つの試合を紹介
- 【パリ五輪】柔道の審判員はレベルの差がある
以上、パリ五輪の柔道での誤審疑惑をまとめてご紹介しました。
また、審判員のレベルの底上げが必要であることが分かりました。
今後は少しでも、不可解な判定と言われるものがなくなるといいですね。
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