大山のぶ代がドラえもんを降板した理由は？声優陣の全員が交代していた

1979年からテレビアニメ【ドラえもん】の主人公、ドラえもんの声を担当していた「大山のぶ代」さん。

約26年間ドラえもんを演じ続けたとして有名な大山のぶ代さんですが、2024年9月29日老衰のため90歳で東京都の病院で死去しました。

2005年に大山のぶ代さんは、ドラえもんの声優を降板していいるのですが、その理由は何だったのでしょうか。

などをご紹介します。

大山のぶ代がドラえもんの声を降板した理由

大山のぶ代さんは元々は女優として活動をしていましたが、独特の声を買われ1957年から声優の仕事をするようになりました。

大山のぶ代さんがドラえもんの声優を務めたは、1979年4月からで46歳の時でした。

それからドラえもんの声を約26年間続けるわけですが、2005年3月71歳で降板しています。

降板の理由は元気な間にドラえもんを託したかったから

大山のぶ代さん自身が降板を申し出たそうですが、当時ドラえもんの人気は衰えることなく国民的アニメとなっていたので、そんなさなかにドラえもんを降板するということでかなり話題になりました。

降板を決めたキッカケは？

大山のぶ代さんは2001年に直腸がんを患っていました。

その際は闘病生活を続けながら「ドラえもん」のアフレコをしており、長期入院となったため他のメンバーとは別に、病院を抜け出して一人スタジオで録音していたようです。

退院後、ドラえもんも降板を申し入れていましたが制作会社やテレビ局との話し合いの結果、続投となったようです。

ご主人の砂川啓介さんには、「また倒れたら迷惑だから元気な内に自分から辞めたほうがいいのでは…」と話していたそうです。

また「ドラえもんの気持ちを理解してくれる人に託したい」とも話していたみたいですね。

この直腸ガンの闘病が、降板のキッカケだったと言われています。

なぜ2005年に交代になったの？

大山のぶ代さんは、2001年に直腸ガンによる闘病生活をしましたが、その後治療をして復帰していました。

しかし、2001年に大山のぶ代さんが降板を申し出てから約4年後の2005年に、声優交代が発表されました。

テレビ放送25周年を迎えその節目として番組の制作側から声優交代の打診という形で降板を受け入れた

もともとは2001年に闘病をしていたので降板を申し入れ、その時は降板を認められなかったけれど25周年を迎え制作会社やテレビ局としてもそろそろ一新しよう！という話になったと想像できます。

こういった事情で、降板を申し出てから4年後の2005年に声優交代となったようです。

大山のぶ代さんは、ドラえもんの声を辞めてからも声優の仕事をされていた事から、声優業を引退するつもりではなかったことが分かります。

そして、2005年に大山のぶ代さんが降板する際、実はメインキャラクターのメンバーが揃って勇退しています。

声優陣が全員交代したのはなぜなのか

2005年に大山のぶ代さんがドラえもんの声を交代した時に、メインキャラクターの声優陣が全員交代しています。

なぜ、一斉に交代することになったのでしょうか。

メインキャラの声優陣5人ともに交代の話が持ちかけられたから

実は2005年に声優陣を交代するにあたって2004年頃から、大山のぶ代さん以外の4人にも交代の打診があったそうです。

声優陣交代の発表があった2004年時点の年齢は以下の通りです。

この時すでに5人の平均年齢は、65歳を超えていることが分かります。

そのため、健康上の不安も交代の1つの理由だったのではないでしょうか。

5人とも同年代でとても仲が良く、辞める時はみんなで辞めよう！と話していたとか。

また、しずか役の野村道子（86）さんによると、のび太役の小原乃梨子さんと大山のぶ代さんと3人とても仲がよく、旅行へよく行っていたそうです。

大山（のぶ代）さん（90歳没）と3人でよく旅行に行きました。大山さんは食べる店を探して、小原さんは英語ができるので交渉役。私はただついていくだけ。

引用：gooニュース

ドラえもんを辞めてからも仲間と楽しく過ごされていたようですね。

メイン声優陣が一緒に交代したのは、長年一緒にやってきた絆があったからなのでしょう。

まとめ｜大山のぶ代がドラえもんを降板した理由は？

以上、大山のぶ代がドラえもんを降板した理由と、メインキャラの声優陣が一斉に交代した理由をご紹介しました。

国民に愛されるキャラクター「ドラえもん」。

大山のぶ代さんの「ぼくドラえもんです」がもう聞くことができないのが残念ですね。