パリ五輪、男子柔道60kg級日本代表の永山竜樹選手が、不可解な判定でスペイン代表のガルリゴス選手に敗れましたが誤審では?と物議を醸していますね。
ガルリゴス選手は、主審から「待て」をかけられた後も力を緩めず、約6秒も締めを継続しました。
その弁明は「待て」の指示に「気づかなかった」ということでしたが、なんだかモヤモヤとした感じが残りますね。
今回は柔道の「待て」がよく分からないという方のためににルールをご紹介します。
- 柔道の「待て」のルールとは?
- 審判の「待て」が聞こえないことはあるの?
などをお伝えします。
柔道の「待て」のルールとは?
柔道で「待て」とは何らかのトラブルが有り、審判が試合を一旦中止するときに使います。
乱れた道着を直すときや、一連の動作が途切れ試合に変化がないとき、鼻血など怪我のアクシデントが起こったときなどに「待て」が審判からかかります。
柔道は日本で生まれた武道だから日本語がそのまま使われて「待て」と言うよ!
では審判が「待て」を宣告した場合、選手はどのようにしなければいけないルールなのでしょうか。
「待て」を宣告されたら
選手は「待て」を宣告されたら、すばやく試合開始時の位置に戻らないといけません。
- 「指導」を与えられる「待て」を宣告された時は開始時の位置に戻らなくても良い
また、宣告をする審判にも気をつけないといけないことがあります。
このように審判は「待て」をかけるときに注意して選手等を見ておかなければなりません。
「待て」の判断は主審の主観?
「待て」が一番使われるのは、寝技などでお互いに手数が少ない場合です。
「待て」を宣言するタイミングは多くの場合、主審の主観で判断されているように感じます。
気になる審判のレベルですが、人によっては差があるのかもしれません。
審判のレベルを底上げした方がいいのでは?
技や違反に対する評価の違いは、審判の主観が大きく関わっているのではないでしょうか。
では、主審の「待て」の声が聞こえないなんてことはあるのでしょうか。
柔道の審判の「待て」が聞こえないことはある?
今回、永山竜樹選手がガルリゴス選手に寝技に持ち込まれて、「待て」をかけられました。
「待て」の後も約6秒も締めを継続したことに対し、ガルリゴス選手は「待て」の指示が聞こえず気づかなかったとしています。
会場では技が決まりそうになって盛り上がると、歓声で聞こえないということはあるかもしれません。
ガルリゴス選手が、聞こえた聞こえなかったの真相は分かりませんが、寝技で締められていた永山竜樹選手は、「待て」の声が聞こえていたそうなので、なんだかモヤモヤが残りますね。
SNSの声
「待て」という審判の声が聞こえなかったということがまかり通れば、今後の試合でも同じようなことが起きるのでは?と心配する声が多くあります。
気づかなかった、聞こえなかったなどを理由にして、絞め技を続けるなら、失神する選手が増えるのじゃないかな?
引用:Yahooニュース
これがまかり通るとなると、まての後でも絞め続けて相手を落とせば勝ちって事になってしまう。 これは極めて危険。 命に関わる危険な行為を容認する事と同じ。
引用:Yahooニュース
確かに聞こえなかった、で済むのならガン無視で技をかけ続ける人が増えるかもしれませんよね。
まとめ|柔道の「待て」のルールとは?審判の待てが聞こえないことはある?
- 柔道の「待て」は何らかのトラブルが有り審判が試合を一旦中止するときに使う
- 柔道の「待て」は例外を除きすばやく試合開始時の位置に戻らないといけない
- 審判の「待て」は歓声などので聞こえない可能性はある
以上、柔道の「待て」のルールと「待て」が聞こえないことはあるのか、についてご紹介しました。
柔道の試合を見ていると、よくでてくる「待て」について分かっていただけたでしょうか。
「待て」によって試合が止まる理由も分かりましたね。
今回の永山竜樹選手の判定については不可解でモヤモヤが残りますが、この判定に負けず今後も柔道に邁進してほしいです。
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